故那須春樹校長先生を偲んで
お別れのことば 故那須春樹校長先生のご霊前に、 南中学校PTAを代表いたしまして、 お別れの言葉を申し上げます。 平成十年四月南中学校校長に赴任され、 PTAでは顧問として、 ともに活動させていただきました。 ここで、感じたのは、先生はいつも 南中いっぱいに美しい心があるように、 と申されながら、生徒たちを、校舎を、 学校施設を、教職員を、そして、 保護者や多くの教え子たちを 愛してくださったことでした。 その慈愛に満ちて、 ゆったりと大きく動くお人柄は、 生徒はもちろん、 保護者の間でも常に敬愛の的でした。 先生には、日頃から生徒全員の一人ひとりと、 じかに接点を持っていただき 大きく包み込んでいただきました。 南中の三大行事であります、 大運動会、合唱コンクール、南中祭では、 生徒全員参加による学級づくりを大切にし、 ことを成し遂げることを教えていただきました。 生徒たち全員参加の花壇づくりでは、 PTAでも奉仕作業で外壁塗りや、 雑草取りなど参加させていただきましたが、 先生方にはたくさんのエネルギーを 奉仕していただきました。 十月には芝生や植木も手入れされて とても美しい素晴らしい前庭が完成いたしました。 美しい景観は心を和ませてくれます。 また、花壇づくりや前庭の手入れに携わった みんなが達成感を味わうことが出来たと思います。 先生のもっているリーダーシップを 発揮されたたまものと存じます。 本当にありがとうございました。 先生のなさったご努力は、 はっきりと生徒の中に未来に 伸びる力を植え付けていただいたと信じております。 私ども保護者も大いに学ばせていただきました。 かけがえのない大事な方を失った悲しみは 尽きることはありません。 けれど、先生のご努力にむくいるためにも、 生徒の皆さんにはさらに勉学に励んでいただき、 私ども保護者もよりよい教育環境を整えるために、 協力してまいりたいと存じます。 先生、どうぞ天上から見守っていらしてください。 先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 平成十一年十二月十五日 本荘市立南中学校 PTA会長 金湖敏章