地区現況報告
国際ロータリー第2540地区ガバナー
作 左 部 貢
地区の現況についてのご報告申し上げます。
本日第一日目は各委員会会議に次いで、会長幹事会で地区内43クラブからそれぞれ会長幹事さんが見えられております。
本年度は旧254地区青森県と地区分割を致しまして4年目になります。分割当時、秋田県は40クラブ、かろうじて1700人という国内最小の地区でありましたが、歴代ガバナー始め先達の皆様方の献身的な御盡力により現在は43クラブに拡大し、会員数も9月30日で1911人となり2000名を目指して増強しつつあるところであります。がしかし、未だ最小の地区でありますのは、何分面積の広いところに人口が少ないことは都道府県別ロータリー会員の人口1万人当たりの順位で秋田県は上から4番目であることをご覧になると良くお分かりになることと思います。
拡大につきましては1996年6月秋田西、10月には能代白神と相次いで創立、黒澤直前ガバナーの手腕に敬服しておるところでございます。私の年度になりまして4ヶ月目に入りましたが皆目見当がついておりません。地区大会が終わり残りの公式訪問を回りながら、それぞれの地区の事情を教えていただきながら考えて参りたいと存じております。何はともあれ会員増強に励み地区ロータリアン2000人の悲願は達成したいと念願している次第であります。
現在世界155カ国に28,736RC、ロータリアンが1,213,748名おられるそうでありますが、その中女性会員は推定72,700名となっております。今年の女性ガバナーは15名であります。日本の女性ロータリアンは1,323名、我が地区では8RCに22名の女性会員がおられ、それぞれの委員会に所属して活躍しておられました。本日の地区大会にも22名会員がご参加された事と思います。今まで公式訪問いたしましたクラブの大半が女性会員を入会させたいと計画しておられました。私は必ず複数で入会していただく様御願いして参りましたので、年度内に飛躍的に伸びるのではないかと期待致しているところでございます。
去る7月15日黒澤直前ガバナーが始められた日と同じ日に角館RCを皮切りに公式訪問が始まりました。現在までに27クラブの訪問が終わりました。どのクラブもとても温かく迎えて下さいまして宿泊を要したところでは懇親会に奥様も参加して下さったクラブも数カ所あり、とても感激いたしました。
クラブ協議会に於きましては良く研究されているクラブが多く、その中から沢山の教訓を賜り感謝に耐えません。厚く御礼申し上げます。
昨年度からRIの方針として青少年への奉仕に代わり新世代のためのロータリープログラムとなりました。各ロータリアンは青少年の模範という標語の下に新世代会議を開催するよう、本年5月の地区協議会で申し合わせました。
各クラブ毎で無理ならば、同じ市内の何クラブかが集まるか、或いはIMの時かそれぞれの地区で行われることになっております。
インターアクトにつきまして現在6校であります。会員総数は153名、去る8月30・31日に第32回インターアクト年次大会と第19回指導者講習会が、能代市に於いて能代南RCのホストで盛大に行われ、2日目には全国的に有名な能代工業高校のバスケット部員と懇親会と昼食を共にして有意義な大会を終了いたしました。平成10年1月9日出発、5泊6日の予定で韓国、シンガポールにインターアクトの翼のプログラムがあります。
ローターアクトにつきまして、現在7クラブ、会員総数168名、今月26日に秋田市に於いて秋田港RCをホストとして地区大会が盛大に開催される予定になっております。11月16日から3泊4日でローターアクトの翼が韓国との国際交流に参ります。
これだけのインターアクト、ローターアクトを育てて下さったホストクラブの皆様方にも更なる御礼を申し上げたいと思います。どうぞこれにもう一踏ん張りいたしまして一つずつのインターアクト・ローターアクトを結成されるよう、尚一層のご援助をお願い致したいと思います。
次にロータリー財団の寄付の事を申し上げます。寄付金目標額として会員一人当たり年間で70〜80$可能額と致しまして、地区では150,000$、恒久基金会への寄付(ベネファクター5名として)5,000$と致しました。明日伊藤禧正PGがマルチPHFの寄付回数が10回目となり財団特別功労賞を受けられます。
ロータリー財団の三大プログラムの一つである教育的プログラムをロータリー財団奨学・学友委員会が担当しております。今年度の主たる活動は
1.「ジャパンプログラム」日本で日本語と文化を学ぶ機会を提供するプログラムの実施年度であります。
7月にトルコより II Ceylan Yilez(女性)さんが来秋、主に秋田大学で日本語及び日本事情の研修を3月までします。その後実務研修をします。一年間の滞在中のお世話をします。
2.昨年度より実施の「非ロータリー国(中国)に対する奨学金の寄贈」の対象学生 周 英さん(秋田大学鉱山学部システム工学科)へ2年目の奨学金の贈呈をし、お世話します。
3.@昨年度決定の第一学年度国際親善奨学生の送り出し、8月中旬出発いたしました加藤純君(ホスト秋田南RC)であります。University of Alaska Fairbanks Alaska USA へ行きました。
Aガバナー、財団委員長の方針に従い1999年、2000年度国際親善奨学生を例年通り派遣の場合、募集(2月〜4月)選考(5月)します。
4.昨年度内定の第一学年度国際親善奨学生2名、国際親善文化研修奨学生2名のオリエンテーションを2月に行うことになっております。
5.今年度はどうしても学友名簿を作成いたしたく鋭意準備中であります。更に地区として財団の研修会を来る11月1日、私達ガバナー会のリーダーであり、財団コーディネーターであります八潮RCの田中作次PGを講師にお招きして開催することになっております。
米山奨学会につきましては昨年度は13,894,006円でございました。今年度は7月・8月と二ヶ月分の集計しか出ておりませんが、二ヶ月で100万円に達しておりません。これからの一層の応援を切に御願い申し上げる次第でございます。
現在昨年から続いている奨学生は台湾から1名、中国から1名、韓国から1名(いずれも秋田大学)、今年の4月から新規に奨学生になった者5名で、台湾2名、中国2名、マレーシア1名、合計8名であります。その中に医学部の学生も2名おります。各ホストクラブ、ホストファミリーの皆様には深甚なる謝意を表する次第でございます。
次に皆様方が例会の度に必ず空き缶にお入れになるあのアジア献金でございます。詳しい内容につきましては、昨年度の三浦財務委員長からの報告がございます。その3分の2はネパール支援に使われております。只お金を渡すのではなく、毎年必ず現地を視察その支援状況を確認して参っております。
◎医療は日赤短大に留学生を御願いする。
◎カトマンズ市内に看護の中心になる基地を借
りる
◎日本で学んだ留学生への支援
◎日赤にて看護を学んだマンガラ女史を中心と
したグループの支援
◎バイディア氏の味噌醤油工場を軌道に乗せる
等でございまして今後とも尚一層このネパー
ル支援活動を続けて行きたい、世界社会奉仕
活動の一端でございます。
最後に青少年交換の状況であります。横手南RC、大館北RC、花輪RCがスポンサーとなってそれぞれアメリカに高校生を派遣いたしました、3名出発致したわけでございますが、ちょうど公式訪問に合わせてくれたかの様にそのクラブでの出発壮行会に、2ヶ所で激励の言葉を申し上げることが出来ましたのは、本当に嬉しい次第でございました。次の派遣候補学生は9月にテストを実施し、大曲・西目・湯沢商工・湯沢高校各校より、1名ずつ計4名が合格、早速オリエンテーションを開始いたしております。
帰国した2名の学生及びアメリカ及びオーストラリアから来日勉強中の3名の学生も明日檀上で挨拶することと思います。
又先月仙台で行われました東北地区青少年交換委員会の協議では、各県毎の交換相手の選定は困難になってきているので、東北地方を1ブロックとするマルチ方式で行う。このことを各自地区ガバナーに働きかけるよう強調されたとのことでありました。
以上極めて大ざっぱな現況報告でございましたが、年度はまだ3分の2残っており、地区と致しまして各クラブともようやくエンジンが温まってきたところで、これから徐々に本格的に走り出すと思われます。
就任の挨拶で御願い申し上げました5つの地区目標は @地区の強化、会員増強、各クラブ5%アップ、新クラブの創立目標2クラブ A新世代委員会への積極的参加 B女性委員会の充実 Cロータリー財団プログラムに積極的な参加 Dニューリーダーシッププランの採用開催であります。私にとっても愈々これからというところでございます。そして形あるものとしてご報告できますよう、務めて参りたいと存じます。
地区の分割によりパストガバナーが急に減ってしまいました。明日基調講演を御願いいたします辻PGを始め、大部分の方はお元気で活躍しておられますが、中には病気療養中の方もおられます。本日の地区大会をご指導、ご援助賜りましたことに心から感謝申し上げますと共に、ご自愛専一にお過ごし下さいまして、何時までも地区のため、ご指導ご鞭撻賜りますよう御願い申し上げまして現況報告と致します。