分科会報告4:

司会者:

 続きまして第四分科会、社会奉仕・新世代部会、発表者の方、お願い致します。

4・ 社会奉仕・新世代部会報告  島 田 博 光 次期地区環境保全委員会委員長

 社会奉仕、新世代部会の分科会の報告を致します。

 リーダーは、黒澤ガバナーに努めて戴きまして、司会は、秋田港クラブの笹野さんがやってくれました。最初に黒澤ガバナーは、「社会奉仕は、ロータリーの目玉商品的存在である」と仰って居ります。社会奉仕がある事によって、ロータリーの存在価値があると。そしてまた、地元に密着した身近な奉仕を、行ってもらいたい、とそう言うお話がありました。

それから、新世代部会と言う、昨年迄はなかった名前がありましたが、これは青少年活動委員会が新しい名前に変わったのでありますが、ただ対象が0歳から30歳までと年齢幅が広がったと言う、お話がありました。30歳未満の方が、対象になるという事です。

次にそれぞれの部会の計画・発表をして戴きましたが、最初に社会奉仕委員会の笹野さんから、お話戴きました。2月15日に、中央分区のインターシティ・ミーティングがあったのでありますが、この中でロータリーの社会奉仕活動について、というテーマのもとに討論が行われたそうです。これを纏めた記録誌が、それぞれのクラブに1部以上、配布済みです。この記録誌を纏めたのが、今年の活動計画として出て居る様です。

この内容を手短に申し上げますと、奉仕活動が、受ける側にたった、本当に役に立つ様な奉仕であるか、押しつけの奉仕になっていないか、検討して下さいと言う事、それから奉仕活動がマンネリ化していないか、それも検討しなさいと。

それから、色々な設備を寄贈する時には、後々のメンテナンスも考慮して保存出来るような、継続的にやっていける様なものに配慮してもらいたいと、それから、彫刻等、芸術作品を設置する時には、周辺との調和を考えて見たらどうか、ということ、それから、交通安全を呼びかける看板を良く見かけますが、これらの看板は、ややもしますと、安全の妨げになっているのではないかと、そんな事があるらしいです。気を付けて戴きたい事です。

それから心のこもった奉仕活動が大切で、奉仕をしてあげる、というのではなくて、奉仕をさせて戴く、という気持ちが大切である、というお話でありました。

環境保全委員会の方での、お話は、私達ロータリアンは環境保全という事に対して、それぞれ認識を非常に深めていっているわけですが、環境保全と申しましても非常に守備範囲が広いと、地球規模でいろんな問題が起きているのですが、我々は先ず個人でやって、クラブでやって、それから地域でやっていく、地元に、あるいは地域に密着した奉仕活動を、やっていく必要があると言う事です。その中で、森林資源について取り上げられましたが、皆さんご承知の様に、森林は、資源を涵養して、大気を浄化し、国土を保全し、保険休養に有効である、等の役割を評価して、今年も森林について考えていこう、という事です。具体的には、我々の身近でやっている事ですから、植樹等による近隣の森林整備を保全すると、これは、それぞれのクラブで思い当たる事があるのではないかと、思います。それから、「新世代」の方へ、森林保全の為の啓発をしていく事、出てきたクラブへは、なにがしの援助をして戴ければ、効果的ではないかという事です。三番目として、地球の森林資源を守るための再生紙を利用してもらう、あるいは利用する様勧めると、これは、具体的に我々がすぐ出来る事ですので、是非ともこれを行いたい、行うべきじゃないかと思います。

それから、「新世代委員会」ですが、この中での主な話は、「新世代会議」を、各クラブ単位で開催したら、如何か、という話題が出ました。具体的には、新世代会議を開きたいのだが、秋田の七クラブ合同でやった、「新世代会議」とは、どの様なものであったか、という質問がございました。それにお答えになった委員長さんは、その内容を、次のようにお話になりました。「11月27日、バズ・セッション方式でおこなわれ、“新世代が考えていること”と言う、テーマで開催されました」。ロータリークラブでは、「青少年委員会」今度は、「新世代委員会」ですが、行っています、インターアクト・ローターアクト、それから日本赤十字短大の生徒さん達とか、教師の方々が集まって、色々話があった様です。秋田市には、七つのクラブがあると言うことで、七つのクラブ合同でやったらしいです。非常によかったという話ですので、皆さん方も検討して戴きたいと思います。大館の方でも、この様な「新世代会議」を開催したという、お話がありました。

それから、インターアクトクラブの件ですけれども、インターアクトクラブは、14歳から18歳迄の年齢の方が対象になると、従って日本では、高校生が主体になる、そういうお話です。活動は、地域の社会奉仕を目指してやっております。高校の中に、インターアクトのクラブができている、というお話でした。県内では、六つのクラブがあるわけでございますけれども、青森では17クラブあると言う、そういう比較をしますと、この地区ではインターアクトを増やす努力の余地がある、作る様に努めてもらいたい、というお話がありました。インターアクトでは、次年度、能代市の「国民保養センター」で、インターアクトの地区大会、指導者講習会が一泊2日の予定で開催されます。平成10年1月には、「インターアクトの翼」がありまして、外国に飛ぶと、これは、青森の地区と合同で行われます。

ローターアクトは、地区内に六つのクラブがありますが、秋田クラブ、秋田港クラブ、五城目クラブ、能代クラブ、鷹巣クラブ、大館クラブの六つのロータリークラブが提唱して、できているのですが、これは総て、秋田市より北の方に片寄っております。できましたら、南の方にも作って戴きたいという意味合いもあるでしょう。ローターアクトには、30歳までの年齢制限があるという事、課題としては、予算を効率的に使って貰いたい、という事です。会員増強も課題の一つでした。

最後の女性委員会のお話ですが、この委員会は、ご承知の様に、今年初めて出来た委員会です。その中で委員長さんは、年次大会で女性会員全員の参加を求めて、女性だけの会合を持ちたいと、そういうお話がありました。女性委員会は新しい委員会でありまして、女性のサブリーダーの方に、多くの質問が集中致しました。その中で、ソロプチミストとの違いとか、女性会員の方には、抵抗気味の方もあるんだけれども、ロータリーの理想に共鳴できる女性が加入してくれるという事は、非常にメリットがあるのではないか、というお話も黒澤ガバナーからありました。女性委員会に関しては、皆さん100%納得しているという雰囲気でもありませんでしたが、でも全般的には、ロータリーの活性化、元気が出て、いい事だなという気がしております。

以上、社会奉仕と新世代部会の分科会の報告を致しました。お聞き苦しい所があったと思いますが、何卒、お許し下さい。