5月25日 13:20〜15:00 分科会報告
司会者:
続きまして第三分科会、職業奉仕部会、発言者お願い致します。
3・ 職業奉仕部会報告 今 功 夫 次期南区分区代理
職業奉仕部会の方から御報告申し上げます。
職業奉仕という分野は、大変難しい、というご意見が大変強うございました。しかし、「職業奉仕」という言葉は、辞書にもないのですが、他の類似クラブ、色々なクラブがあるわけでございますが、そういうクラブにも、職業奉仕という事はありませんで、社会奉仕だけでございます。 そういう面から見ましても、ロータリー活動の中心を占めるものであるから、我々は頑張らなくちゃいけない、というふな職業倫理の確立とか、あるいは、四つのテストの確認とか、というふうな事にも目をやらなくちゃいけない、というお話もございましたし、それから、ボケーショナル・サービスと、こういうふうに書いてありますので、職業奉仕と訳すわけでございますが、サービスと奉仕、サービスを奉仕と訳すので、往々にして誤解される面もあると、こういうふうなお話もございました。
さらに、職業奉仕には、二つの中身が、分野があるわけでございますが、例えば、お医者さんが患者さんのお腹を見る時に、冷たい手で触っちゃいけない、というふうな事、の様な直接お仕事の為に、やらなければならないサービス、というふうな事の他に、その職業人が、一業種・一人制なわけでございますので、その得意の分野、得意の面を利用して、社会にサービスすると、いうふうな事、この二つがあるわけでございますが、私、ここに持って参りましたのは、5月20日の「魁新聞」の夕刊でございます。これは、「友人が受けた運転手の善意」ゆうふうな記事でございますが、前の「魁新聞」で、リムジンバスの運転手が大変お客様に、不親切をした、という事で、新聞に載った事がございましたが、今度のは、札幌からお見えになったお客さんを、横手のある人達が迎えて、ある料亭で歓迎会をしようという時の記事でございます。
いくら聞いても、その料亭の位置が判らなかったので、レンタカーを借りて来たわけでございますが、駅のタクシーたまり場へ参りまして、案内してくれ、というふうにお願いしたら、うちの本社の方へ帰るところだから、一緒について来てくれ、というふうな事で、大変親切にしてもらったと、で、前ののは、秋田花まるに「かけ印」が付いたわけでございますが、今のタクシーの方は、花まるが付いたと、秋田花まる、いうふうな事の実践でないかと、いうような記事であります。
こういう具合に、得意な分野を利用してサービスする方法、あるいは、手を暖めて診察する、いうふうな二つの面があるわけでございますが、この記事を書いた記者さんは、その投書を受け取った記者さんは、私、すばらしいと思う。今日、この次の秋田クラブの会長さんになられます林社長さんの意向が、これを選んだ記者さんに伝わっていた証拠じゃないかと、こういうふうなぐあいに思って、大変敬意を表した次第でございます。
そのような事で、ふたいろのサービスがあるわけでございますけれども、なかなか、前は、形振り構わず儲けようと、いうふうな職業の考え方が多かったのでありますが、その後、だんだん歴史を経るにしたがって、当たり前にサービスしても成り立つ、というふうなぐあいに変わって行った事を、皆で勉強したわけでございますし、最も良く奉仕する人は、最も良く報われる、というふうな言葉を今、使っている訳でございますけれども、そういうぐあいに変わって来た経過を、勉強した次第であります。その次には、新しい分野と致しまして、ロータリーボランティアの、お話の勉強がありましたが、大変分かりにくいし、まだ経験もないので、これは、職業奉仕委員会で、日本支局から資料を選んで、これを取り寄せまして、皆さんへ送る事に致しました。
この様なぐあいで、お話は進んだ訳でございますが、結局、この職業奉仕も、皆そうなんだわけでございますけれども、一業種一人であるから、どの様な職業奉仕をすればいいかと、いうような事は、数限りなくあるわけでございまして、これは、マニュアルに作る事は出来ないが、結局は最終的には、ロータリアンの思いやりが、こういうふうなものを作って、そして、やって行けばいいのじゃないかと、いうふうなお話になった次第でございます。
大変熱心な討議が続きまして、時間が足りない位でございましたが、先ず、一応、この様に成りましたので、ご報告申し上げる次第でございます。ありがとうございました。