5月25日分科会 2・クラブ奉仕・会員増強・広報部会
2・クラブ奉仕・会員増強・広報部会
リーダー 伊藤禧正(大曲)パストガバナー
サブリーダー 伊勢準造(秋田北)次期中央区分区代理
“ 阿部三琅(大曲南)次期地区クラブ奉仕委員長
“ 京 野 学(湯沢南)次期地区拡大増強委員長
“ 泉 雄次郎(鷹巣)次期地区広報委員長
伊藤禧正パストガバナー:
「手続き要覧」を持っておられる方は、181ページを開けてみて下さい。国際ロータリー定款、第4条「綱領」、ロータリー手帳にもありますし、皆さん、御存じでしょうが、これの第一に、「奉仕の機会として知り合いを広めること」と、あります。これが、クラブ奉仕の事を、一言に纏めた言葉でございます。「知り合いを広げること」ごく簡単な事で、これがクラブ奉仕の、綱領で決められている事項です。
具体的に申しますと、一つが親睦活動、二つ目が増強活動、三つ目が広報活動、クラブ奉仕は、この三部門について各クラブが、小委員会を作って活動しているのです。この小委員会の数は、クラブの会員数、クラブの所在地等によって変わります。「手続き要覧」の細則(273ページ)の欄外に、「この細則は単に推奨されるに過ぎない。従ってロータリー・クラブは、クラブ定款または国際ロータリーの定款、細則と矛盾しない限り、クラブ自身の事情に応じて変更することができる。」と、申されておりますので、皆さんが来年度計画書を作る場合に、自クラブに適応した小委員会を作る為に細則を作り、活動計画を作って戴きたいと思います。
何度も申しあげる様ですが、「手続き要覧」に載っているのは、参考資料なのですから、各々のクラブの実情に合わせて、採用して下さい。クラブの会員数が、少ないクラブでは、二つの小委員会の委員を兼務しても、何ら差し支えないのです。
皆さんにお渡しした資料にも、書いてありますが、クラブ奉仕委員長を選ぶ場合、数年前からですが、クラブ奉仕の内、特に職業分類と会員選考、会員増強、ロータリー情報、この四つが非常に大事だから、各クラブは会長エレクトか、あるいは副会長を担当させる様にしなさい、と書いてありますが、日本では、会長エレクトか副会長にクラブ奉仕全体を持って貰う、これが具体的なやり方になっております。ただ、皆さん、その主旨を覚えておいて下さい。
クラブ奉仕の委員長を選挙する場合にはどうするか、ですが、基本に戻って、毎年クラブの役員、理事を選挙する場合にどうするか、というやり方で、従来は、細則に書いてありますが、一案と二案とがありまして、一案は、理事を含めた役員を全部選挙して、その理事の互選で会長・副会長・幹事、こういうのを決めるというのと、一人づつ会長は誰、副会長は誰、幹事は誰、と決めるのが二案の方であったわけです。RIの理事会で、一案は定款の趣旨にそってない、何がそってないかと言いますと、クラブの会員が理事を選挙して、理事が会長・副会長・幹事を選挙するのは、理事が決まってから一週間以内に選挙しろ、とこういうふうに決めてあったもんだから、最初の選挙が12月迄に決めても、実際に会長・副会長を決めるのが、12月末迄に間に合わないですね。間に合わなくてもいい様な恰好なものですから、それが、クラブの定款の方には、12月末迄に決めろ、と決めてあるものですから、その主旨に合致しないのだ、と言う意味で、一案の方は止めて現在、従来の二案だけを取っているわけです。日本の民間の会社は、役員を選挙して、役員の中から、会長とか理事長を決めるのが普通でありますけれども、アメリカでは、違うらしいのです。前から色々問題がありました。それで、まあ、直接に選挙する、というふうになつlたわけです。そうした場合に役員を、直接選挙して、会長・副会長・幹事を決めた場合、その役員が理事会を構成するメンバーではあるけれども、理事であるかどうかが曖昧になる。それで、私の作った試案では、会長・副会長・幹事を直接選挙して、それを全員理事とする、と唱う事にしました。そして、その他の四大奉仕の委員長は理事として選挙する、と。こういうふうにすれば、全員が理事であるという事をハッキリして、理事会の構成メンバーでもある、この様に分かりやすくした方が、前の一案に似たような考え方にも合致するし、そうした方がいいんじゃないかと、考えて居ります。
委員長の選挙と任務というのは、この任務ですけれども、小委員会の事を全部委員長が統括してやるんだと、言う事をはっきり、認識しておいて戴きたいと思います。それから、次はこの小委員会についてですが、さっき申しました様に、大雑把に分ければ、親睦と増強と広報の三つになるわけです。その内、親睦に含まれる小委員会は、出席委員会、親睦委員会、プログラム、各クラブによって名称は異なっているかも知れませんがニコニコ委員会。
親睦というのは、非常に大事なわけですが、これには出席が、会員が出席しなければ、親睦を深めるとか、すべての事が出来ない訳ですから、先ず出席をする事が、大事であります。
二番目が、増強に関する事ですが、この増強については、原則が、一業種一人、というのであるから、職業分類、これは当然必要でしょうし、それから、会員選考というのは、会員候補者がロータリアンとして、どうであるか、という事も考えなければいけないので、そういう事も考えて、会員を増やして行く、そして会員として新たに入って来た方には、退会者が非常に多いので、今年度RIの理事会で新会員教育委員会を作って、会員が入ったら、この委員会でロータリアンとして必要な教育をやるようにと、いうのですが、これも必ずしも、この委員会を作らなくても、ロータリー情報委員会で兼ねてやっても良いし、別個にやっても良い、各クラブ会員数にもよるでしょう。
三番目が広報活動、これには広報委員会とクラブ会報委員会、雑誌委員会、50名位のクラブであれば、この三つ位に分けるのが良いだろうと、あるいは広報と雑誌を一緒にする、あるいは人数の少ないクラブであれば、この三つを全部一緒にして、やっても結構だと思います。
小委員会の分け方から言いますと、こんな程度、10か11位になりますね。2,3名位づつにしますと、30名程度のクラブであれば、この程度しか出来ないのではないかな。もっと少なくなった場合は、小委員会の内容を減らさないで、内容を広くして、委員会の数を減らしていく、と。この方法しか、ないと思うのです。
次は、増強・拡大に関した事であります。クラブの区域、1995年の規定審議会で改正になりまして、クラブの区域に地続きになっている隣のクラブ、あるいはクラブのない地域、これら総て含めてやって良い、となりましたので、参考の為に秋田県の地図のコピーを、差し上げてあります。
今年度から変わりましたのが、新しいクラブを作る場合に、既存のクラブのテリトリーが新しいクラブと全部同じでなければならない、という様に改正になりました。例えば、秋田市にクラブが七つあるわけですが、そこにもう一つ新しいクラブを作るとすれば、今迄の七つのクラブ全部と、新しく出来たクラブ、結局八つのクラブのテリトリーが全部同じでなければ、いけない、ただ秋田市と書いておけば、良いわけでございます。そうすると、河辺町に住んでいる人、あるいは雄和町に住んでいる人、天王町に住んでいる人、地続きになっている所、昭和町とか、全部会員として入って構わないのです。以上の様に改正になりましたので併せて知って居って戴きたいと思います。何重に重ねても、テリトリーは、良い、と成りました。これから常識として、覚えて居って戴きたいと思います。以上です。
伊勢サブ・リーダー:
こちらに居ますリーダー、サブ・リーダーの方をご紹介させて戴きます。先ず、私、秋田北クラブの分区代理であります伊勢でございます。よろしくお願いします。次期地区クラブ奉仕委員会の委員長であります阿部さん、次期地区拡大・増強委員会委員長、京野学さん。次期地区広報委員会委員長、泉雄次郎さん。
阿部サブ・リーダー:
私から先ず、活動計画みたいなのを、ガバナー・ノミニー事務所が書け、という事で書かされましたので、その事をちょっとお話申し上げたいと思います。
曾て、我が、亡くなった方なのですが、ロータリーの中で一番大切な委員会は、クラブ奉仕委員会だと、言っていらっしゃる方がございました。その方が職業奉仕委員会を担当された時には、職業奉仕委員会が、一番大切だと、とにかく自分の所属している委員会が一番大切だ、という認識が、先ず大切だそうでございます。
私の考えでは、やはりロータリークラブの基本は、クラブ奉仕委員会にあると思います。ロータリークラブの基礎、と言いますか、裏方的な役割をするのがクラブ奉仕委員会だと。クラブ奉仕委員会で何が大切だと言っても、やはり、例会の出席じゃないかと、これは、ロータリーのある限り、永遠の課題であり、目標ではないかと思います。その為には、例会が、どの様に運営して行くか、が一番大切じゃないかと思います。例会が待ち遠しくなる様な、例会に出席しないのが、何か、忘れ物をした様な、損をした様な気分になる例会運営が必要でではないかと思います。
という様な問題提起だけでございますが、ただ何となく例会に義務的に出席し、食事をして、何となく、あまり楽しくない、といえば語弊がありますが、関係のないスピーチを聞いて帰る、と、それだけでは駄目だと思うわけです。例会で、役に立つ何かを手に入れ、他の会員にも役立つ事をしてきたな、と言う事が必要なんじゃないかと思うのです。とにかく例会に出席する事によって、楽しい気分になる様にしなければならないのではないか、出席したいと思う様にしなければならないのではないか、その為には、私の考える所では、会員同志でお互いに利用しあう関係がなければならないのではないか、仕事について、例えば、仕事について話し合う、我々会員がお互いに相手の仕事を良く知っている様に見えましても、以外と詳しい事は知らない、今日の様に技術が発展して色々な分野で新しい事が起きて来ますと、知ってる積もりの仕事がお互いに知らない、そういう事で、自分がどういう問題を持っているのか、その仕事について、こういう新しい事があるんだと、お互いに教え合う事によって、例えば私、家を建てようと思う時に、どういう建築大工さんを選んで、その場合に、どういう材料があるのか、どういう設計者に頼めば良いのか、という様な事を悩んでいる場合に、そういう事をロータリーで話をし、適切な助言を得られる様な例会であれば、何となく、行きやすい、というか、行く事によってメリットがあると、いうような感じがするのです。その為には、会員PRの時間とか、スピーチの時間はある程度縮めても、お互いに話し合う時間という時間を持ったほうが良いのではないか、いうような感じをしております。お互いに問題ちゅうものは、あると思います。しかし、それを一人で悩んでいるよりは、二人で話し合って解決した方が、良く解決出来る事、そして自分の考えているテリトリーの範囲では、いつも同じ様な考え方しか出来ないのですが、見方を変えて、つまり、異なった業種の方に見て戴く、考えて戴くと、又解決の策が出て来る事が多いのであります。私なども、自分の仕事の関係で、よく他の人と話し合うのですが、その話し合いの中で解決のヒントを得られる事も、ままございました。例会で話し合う、それは話題の時間というふうな事をしても、宜しい、のかどうか、これから皆さんに考えて戴きたいのですが、そういうものを設ける必要も、あるのではないだろうか、それから、一般社会に提起する経済的な、また政治的な問題なども、その時々に取り上げて話し合うのも、よろしいのではないかと思います。
よくロータリーは政治には、無関係だと申しましても、私共の社会は、政治によって大きく左右される事は、当然の事でございまして、例えば、今、介護保険の問題がございますけれども、あれなども、私が聞くところによりますと、非常に問題がある、法案の様です。この様な事をロータリーのなかで話をして、問題のある所を皆で論議しあう事も、一つの奉仕活動と言いますか、そういうものを良くする為に、必要なんじゃないか、又、お互いにそういう問題をより深く知る切っ掛けになるのではないか、一つの頭で考える制度に対する批判よりも、二人の頭で考える制度に対する疑問が、より大きくなるという考え方でございます。色々な問題が話し合える場、というものは、やはりロータリーの場でなくては、例会でなければならないのだと、いう考えが出て来るのでは、ないのだろうか、お喋り、という考え方でもよろしいと思うのです。
ただ、「規約」とか、「手続き要覧」というような事で縛られている必要はないのではないか、もう少し自由に、あまり緊張しないで、脳みそをもう少し柔らかくする様な、新しい発想や思い付きが必要だと思うのです。
秋田新幹線が出来ました。非常に便利に成りました。仙台や東京に買い物に行く人が、増えたような気がします。これでは新幹線が出来て、叱られるかもしれませんが、秋田にどれほどのメリットがあったでしょうか。むしろ、役に立たなかったのではないか、という考えもございます。
秋田から東京に買い物に行くのでは、秋田の商工業者にとっても全く役に立ちません。秋田の為に新幹線を役立たせるためには、秋田以外の県の方々、つまり東京圏なり関西から秋田県に来て戴かなければなりません。では秋田県に何かあるか、他から来て戴くために何があるか、という事が問題ではないのか、そんな事もロータリーで話し合っても宜しいのではないか、つまり、どこそこの町には、この様な観光資源があるとか、という話し合いなどもロータリーでして宜しいのではないか、そして例会にビデオを利用する方法もあると思います。ビデオは、今、色々な機関であるのです。銀行さんの持っているのもございます。それから、県の持っているのもあります。各市町村にも、あります。そういうものを、もう少しロータリーの例会で利用出来ないものだろうか、もっと利用するようにすれば、例会がより楽しくなるのではないかと、そしてそれは、その様な例会の持ち方が企業の活性化にも繋がるのではないか、と私は思うのです。出席はそういった事ですが、親睦についても、従来のやり方ですと、何となく集まって酒を飲んで終わり、という様な親睦が多いのですが、この親睦のやり方ももう少し考えて、もう少し楽しいやり方を、すればよろしいのではないか、例えば、山の話をするとか、どこそこの山へ行って来るとか、例えば、先程言った政治的な問題について、ディスカッションする親睦があっても良いのではないか、親睦についても、もう少し考えるべき所があると思います。
クリスマス親睦会は、いつもマンネリになります。新年の親睦会もマンネリです。新しいのがない。もう少し工夫したら、如何でしょうか。特に考えがございませんので、その点は皆さんからこの場で、御提案を戴いたらありがたいと思います。
ニコニコとかプログラムについても、同じ様な考え方でやって戴いたら、ロータリーも,もう少し楽しいのではないかと考えております。以上です。
京野サブリーダー:
京野でございます。拡大・増強の方でお話させて戴きます。私も図らずも、この役を引き受けた方でございまして、私がここでお話するよりも、皆さんのお話を聞く立場でございますが、成り行きで、この場でお話させて戴きます。
増強と拡大と二つの面がございますが、先程、伊藤ガバナーから懇切なお話がありました様に、拡大につきましては、様々な地区の領域の問題、あるいは居住の問題と、縷々ございますので、こちらの方は、詳しくはパストガバナーの方に伺って戴きたいと思います。
今年のガバナーノミニーの方針ですが、拡大の面で申し上げますと、二つのクラブを作って欲しい、というお話がございました。どの地区に新クラブを作って行くのかにつきましては、実は、私も良く解りませんので、地区の分区代理さんと、地区の状況を充分伺った後で、拡大の為の行動を取らせて戴きたい思っております。伊藤パストガバナーから秋田県地図が配布されて居りまして、実は私、湯沢南RCでございますので、南区の方の空白地域が非常に多いのではないかと、いう御指摘がパストガバナーからあるだろうと思います。以て、覚悟致して居りますが、私共の地域の雄勝町、十文字町などが空白でございますので、ここら辺に作っていかなければならない事は、重々認識して解っておりますが、なかなか難しいのでございますので、次年度は、頑張って、萌芽、芽を作っていきたい思います。領域的に広いので、うまい具合に新クラブが作れるのかな、というものでもなく、矢張り、人口の多い所、会員数の多い所に新しいクラブを作っていくことが、この場合良いのではないかという感じを致しております。
クラブの会員数ですが、秋田市の諸クラブの様に、70,80人、あるいは私共の地区の湯沢クラブさんが80名近い会員ですが、あまり会員の多いのも活動状況が、お互いに顔と名前が解らないと、いう事もある様でございますので、いっそ、80人位の所を二つに割って、新クラブを作ると、いう事の方が手っ取り早いのではないかな、という感じがします。
今、この会場は学校でございますけれども、やはり人間のやっているグループとしては、30人から40人位のところが、気心も知れますし、顔も名前もお仕事も、いろんな意味での付合いが親しくなって参りますので、新しいクラブを作るということを、分割という方向で考えるのも、一つの手ではないかと思います。この点については、後程、伊藤先生から、お話を戴きます。
もう一つの増強について、会員の増強、ガバナーは、5パーセントと仰っておられました。3%から5%という数字は、消費税と同じでございまして、消費税に近い会員増強をしろ、という事だと思っております。なかなか会員増強につきましても、それぞれのクラブさんの中で、色々と努力をされておりますが、なかなか増えません。一つの手段として、女性会員の入会を押し進めた方が宜しいのではないかと、いう事であります。きょうの協議会の参加者の名簿をみましても、例えば、能代白神さん等は、女性の新入会員の方々が3名もおられます。この様に新入会員にだんだん女性が増えているクラブもある様でございます。お話を伺いましたら、横浜の方には、女性会員だけのクラブが出来たそうであります。クラブの中の1割位の方を女性の会員で占めても宜しいのではないかという意見もございます。ただ地区によりましては、ソロプチミストという団体がございますから、重複する場合がございまして、女性の方の参加が円滑に進まない地区もある様でございます。ロータリーは男達だけがやるものだ、という固定観念を捨てて、女性の会員を増やす、という事も5%に近づける方法かと存じます。
それからもう一つ、会員増強のなかで、一つの手段として、退会者が多うございます、折角会員としてお入り戴いたのが、1,2年で自然とお見えにならなくなる、これを防ぐ手だてとして、増強につながる、というよりも、退会者を増やさない様にする為には、新入会員のケアを手厚く行う、これが大事だとおもいます。次年度のガバナーのお話に中にも、行動とは手を当てる事だ、手には心がある、とケアという事を仰っておられましたが、新入会員としては、既存の会員以上に手厚いケアが必要と思います。その為には、炉辺談話・ファイヤーサイドミーティングを会員増強委員会が中心になって、新入会員が入られた時には、クラブ役員を含め直ちに開催する、そして、クラブの歴史、創立時の苦労、周年行事における様々な事業など、今迄やってきた奉仕事業についてのお話等をお話になって、教えていって戴きたいと存じます。
新入会員の方は、以外と、クラブの歴史については、知らない事が多うございますので、クラブの歴史について、お話し、クラブに対するロイヤリティ、歴史と名誉のあるクラブに参加したのだ、という新入会員の帰属意識が高まる様にして下さい。入会しました、例会に出席しています、だけでは、なんとなく落ち着かないという方が多い様です。それを、早く、一席設けて「これで、身も心もこのクラブの会員になった」と、感じるさせる様にして下さい。
この事がないと、次第に例会への出席も足が遠のく事になります。それから、退会を防止するという意味でもあるし、新入会員に対するPRとも言える事なのですが、クラブ役員さんにお願いして、その年度の奉仕事業、クラブの理想、奉仕の精神という事を、大義名分を高らかに掲げる様なお話を、して戴きたいと、いうふうにお願いなさった方がよろしいと思います。
ロータリークラブに入会するという事の意味が、ただ単に誘われたから入会した、という事でなく、ロータリーは奉仕の活動をするのだ、こういう理想に燃えて入会して戴き、理想が実現するための例会であり、ロタリーの事業です、という事を色々な形で何度も何度もお話される事が大切と思います。ロータリーは酒だけを飲む、親睦だけの集まりでは、ありません。
今、都市では、ボランティアがトレンドでございます。家庭の主婦の方々は勿論ですが、男性も週休2日ですので、サラリーマン方が、自分で進んでボランティア団体に加入されて、ボランティアをしている。以前は家族と共に過ごしていた土・日は、都や区のボランティアのサークルに入って、あるいは団地のなかに作られたボランティアのサークルに入って、例えば東京湾周辺の清掃に行くとか、あるいは色々な施設の訪問をして、自分で定めた時間を奉仕に当てておられる方がございます。その事が職場内で同僚との話題にもなり話が弾みます。
この様にボランティアがトレンドでございますので、その最もトレンドの先駆けでありますロータリークラブに入会をされて居られると、いう事の意味を、やはり新入会員の方々に、それから入会をお誘いする方々にお話をする、この事が会員増強に繋がり、退会防止にも繋がる手段だと思います。
今、トレンドであるボランティアの大先達であるロータリーの一員であるという事を、誇りにする様な働きかけを、会員増強委員長さんが、中心になって、クラブの中で起こして戴きたいと思います。その為には、今迄やった事のない事業に積極的にお取り組みになるという事は、如何なものでしょうか。これをやりますと、大変クラブの中が燃えます。反対意見が続出します。しかし、奉仕を形にして、行動にして起こしますと、そこに参加した方々が初めて、奉仕を実感するのであります。私共の南クラブの例を申し上げますと、ある心身障害者の施設がございますけれども、そこの子供さん達を招待して、秋に栗拾い例会を致します。その時には、新入会員には、必ず出席戴いております。新入会員にたいする教育効果は、抜群であります。この行事を行いますと、新入会員の顔、眼が違って参ります。そして、ロータリーに入って、今日初めて、ロータリーに入って良かった、自分としては、初めてロータリーの意味が解った、そう仰った方がいらっしゃいます。矢張り自分で参加してその様な場に触れて、これも一つの奉仕なんだと、自分の生活にとってなくてはならない事なのだと、いうふうな事を実感される事が、次には、他の場で、ロータリーでの楽しかった奉仕を話す事でしょう。そして、ロータリアンとなる事を勧めるでしょう。斯くして、奉仕の輪が広がって、新入会員の可能性のある人たちが、その圏域の中にでてきて、それを受けて増強委員長さんが新しいアクションが起こせると、いう事になってくると思います。勇気を以て、新しい事業にお取り組みになって、次年度のガバナーが仰っている様な、手当て、ケアーという心を、実践されるという事が、会員増強に繋がって来ると思います。
泉サブリダー:
次期地区広報委員長を仰せつかった泉と申します。クラブは鷹巣クラブです。突然の地区委員長ご指名でしたので、その後、責任の重さを感じております。で、早速、本年度の大曲の藤井地区委員長さんに電話しましたら、「大した活動もしておりませんので」とのお話でした。そこで分区代理に相談いたしましたところ「まだ委員会も開催していないのだから、」という事で、ガバナーノミニー事務所に、未だ計画書を提出致しておりません。
そこで、私なりに次期の活動計画を考えて居りますので、皆さんにお話して、次期には委員長として務めを果したいものだと、考えて居ります。
一番目には、ガバナー公式訪問の際には、ローカル新聞の記者クラブに連絡して、記者会見をして戴いて居ります。その際、ガバナーの方針、RIの方針などをローカル新聞に発表して、地域住民に知って戴く、ロータリーは、こういう活動をしている、という事を解って戴く、この様な事をやっています。皆さんのクラブでも是非やって戴きたいと思います。
二番目としては、皆さんのクラブが、対外的に奉仕活動をした、何か良い事をした、この様な時には、新聞社へ売り込む位の気概で、ロータリークラブの事を地域住民に知ってもらう様にして戴きたいと思います。又、各地で記事になったものは、ガバナー事務所に集めて戴いて、年度末に小冊子にして、各クラブに配布したいと思います。
世論を決定づけるのは、何を言ったかではなく、何を行ったか、という事が、一番良い事でないかな、と思います。立派な事だけ言って、何もやらなければ、それこそ、何もなりません。
何か、奉仕活動をやって、ああ良い事したな、これを皆に伝えたいな、という時に発表して戴くのが、一番良い方法だと思います。今、皆さんのお話を聞いて、広報の重要さと、責任の重さに緊張致して居ります。鷹巣クラブでは、一度は、官公庁に「ロータリー秋田」「ロータリーの友」などを、皆さんに読んで戴きたいと思い、置いた事もあります。現在は何となく途絶えている様な感じですが、おそらく皆さんのクラブでも、やっている事とは思いますが、広報活動の意味で、取組んで戴きたいと思います。今日は、私も皆さんのご意見をお聞きして、勉強して帰りたいと思いますので、良い案がありましたら私に教えて戴きたいと思います。以上で終わります。有り難うございました。
質疑・応答・提案
渡部(五城目):
例会に話し合いのテーマを設けろ、という事ですが、具体的な例を挙げて戴きたい。そのパワーアップの方法もご教示願いたい。
阿部サブリーダー:
仕事に役立つ事とか、タイムリーな事とか、臨機応変に、時間を長くとっても良いと思う。
内山(秋田南):
退会者はクラブを理解出来なかったのではなく、期待はずれでやめて行くのだ。それは現会員の責任である。各奉仕クラブは、実行している事、これからしようとしている事をクラブ内にPRして、新会員にも積極的に協力してもらう。
京野サブリーダー:
会員がワープロで会報を作成すると、時間的にも経費的にも得策である。デジタルスキャナーで写真をのせる事も可能である。
伊勢サブリーダー:
卓話者の話をテープでとって記録した頃は苦労した。しかし、今は原稿を書いてもらっている様だが、達筆な方も多く、印刷所で読めない場合もある。会報委員は校正してから印刷に回す様に。
田口(二ツ井):
会報はワープロでやっている。身体に障害のある方が協力してくれている。リハビリの為という事で無償であるが、家族会などで謝礼をしている。
山崎(秋田北):
パソコン通信、インターネットの活用はどうか。2540地区でホームページを作ってもらいたい。
泉サブリーダー:
現在鷹巣RCでインターネットに挑戦中。出来たら発表したい。
阿部サブリーダー:
それではここで、リーダーである伊藤パストガバナーに、締め括りの一言をお願い致します。
伊藤リーダー:
皆さん、長時間に亙りまして、真剣に色々勉強戴いて有り難うございました。結論的に一言申しますと、楽しい例会を作って、出席を良くし、会員の増強を図る。増強には、我が地区では、未だ女性会員が少ない様ですので、全体の10%位が、適当ではないかと思います。
状況的には実行しやすいと思います。広報は、自分で、クラブで活動したら、先ずロータリアン同志で知らせ合う、そして一般の方にも知って欲しい事柄は、それを発表する、というように努めて、来年度、成果のある年度にして戴きたいと思います。どうもありがとうございました。
(佐藤章)