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      第1日目クラブ会長部会

リーダー     黒澤正雄(角館)ガバナー

リーダー     作左部貢(本荘)ガバナーノミニー

サブリーダー  三浦時次(角館)地区財務委員長

サブリーダー  今野善治(本荘)次期地区財務委員長

今野次期財務委員長:

時間となりましたので、会長部会を開催させて戴きます。記録を取る関係上、質問のある方は、中央のマイクの所で、クラブ名とお名前を言って発言をお願い致します。それでは黒澤ガバナー、よろしくお願い致します。

作左部リーダー:

私が司会をやらせて戴く形で進行させて戴きたいと思います。代々の地区協議会の記録を見ますと、地区協議会は大体そう言う形で会長部会が進められておりますので、その様に進めさせて戴きたいと思います。

いよいよ7月になりますと、今、御出席の会長様の年度になります。もう、色々な事をお考えの事と思いますが、先程も申しました様に、リラックスして、色々な事を頭の中に入れていって戴きたいと思います。

最初に黒澤ガバナーから、私はまだノミニーでございますので、あまり経験はございません。アナハイムへ行って参りましたのが、チョット皆様方と違うだけの話でございまして、黒澤ガバナーは、一年間色々な事をなさいまして、まず第一に公式訪問を、32クラブやって、月曜日に最後の、一番新しく出来ました能代白神ロータリークラブの公式訪問をなさるそうでございます。

そう言う非常に貴重なご経験から、これから一年間会長をなさいます皆様方の、色々なアドバイスになれば、と思います。今から黒澤ガバナーが、基調講演というと言うのでは、ないんだそうでございますが、黒澤ガバナーのお話をもとに、それから、三浦さん、今野さん、ベテランのロータリアンでございますので、どんどん質問なり、ご発言なりを戴きたいと思います。最後は討論会みたいな形で、うんと盛り上がった所で終わりになるのではないかと思います。

それでは、黒澤ガバナーよろしくお願い致します。

黒澤リーダー:

座ったまま失礼させて戴きます。只今、ノミニーからお話ありましたように、分科会とは言いながらも、緊張しないでリラックスしてお話し合いして戴きたいと思います。実は昨夜、私、11時に「こまち」で東京から帰って来まして、今日のスケジュールも全然見ても参りませんでしたし、ここへ来まして、ガバナー話をせよ、と言われまして、先程の休憩時間に考えたりしては参った訳ではございますが、只今、作左部ノミニーが言われます様に、もう一月ちょっとで、皆様方の年度に入るわけでございます。

ロータリーの年度は一年交代、ガバナーであれ、会長さん、幹事さんであれ、またそれぞれの分区代理さん、あるいは地区委員、クラブの様々な役員の理事さん方、一年交代でございます、アッという間に過ぎてしまいます。私の経験から言っても、そうでありましたし、皆様方のこれからの一年というものは、非常に早く過ぎるんじゃないかと思います。

先程の挨拶でも申し上げましたが、もう1カ月ちょっとのところで、良く準備態勢を整えられまして、自分がクラブの会長の時には、こういう事をやりたい等の構想を、今からご計画されて然るべきじゃないかと、やはり7月になってからでは、遅いのです。7月になってしまいますと、一月で8月お盆、そうしている間に公式訪問、公式訪問もクラブの重要な行事の一つでございますし、ある会長さんなどは、公式訪問が終われば半分終わったようなものだな、そんな事ももらして居られる位でございます。報告書作ったり、あるクラブでは予行演習をやったりされている所もございました。その位、神経を使われる事でございますからその任期に入る前に、それなりの計画をお立てになって、7月からの行動を良く動いて戴ければ、と斯様に思うわけでございます。

私のお話が講演とか、なんとかと言うものでなく、一年近く皆さんのところに公式訪問致しましたり、アナハイムに行って来たり国際大会に行って来たり、それから地域大会、タイのバンコックにも行って来ました。そういう中で経験しました、あるいは感じた事を若干お話して皆さんの参考になればと、こうも思います。

此の通りの目まぐるしい世の中でございますし、皆様方もそれぞれ、御商売の事で、お忙しいとは分かってはおりますが、なんとかこの一年だけは、お仕事の方も満足にやられて、そしてロータリーの会長としての任務を全うして戴きたいと、重ねてお願い申し上げるところでございます。会長さん方のお話をお聞きしますと、一年だから、今迄の事を継続してやれば、一年は終わってしまうのだ、と、そう言う方もございます。

しかしながら、自分の年度です。皆さん個人、会長さん二人おるわけでございません、そのクラブに皆さん方、一人なのです。そのお一人の方が、何としてこの一年間を満足にクラブの運営あるいは様々な四大奉仕ありますが、それを自分の思った通りにやって行くかと、そして1997年〜8年の年度のそのクラブの歴史の一ページを作られるかと、思いやって戴きたいと、あの時は自分で自分なりに会長を務めて、それなりに良くやったなあ、と、何年か後に振り返って満足のいける様な、やり方をして戴ければこれも、それなりに意義のある事でないかなと、斯様に思います。

今迄、ロータリーというものは、此の地区は、青森と地区分割して3年目で私が3代目のガバナーでございます。作左部ガバナーノミニーは4代目のガバナーという事でございまして、ガバナーノミニーも、新しい年度は、それなりに一生懸命頑張らなければという意欲に燃えて居られると思います。

皆様方もどうか、そう言う年度だと思って色々な企画、立案そして行動、やはり最後は行動だと思います。行動なくして、ロータリーなし、とも言われて居ります。どうか、行動をもって自分の実績を示す事が大切ではないかと、それから前の会長さん、その前の会長さん、あるいは5年、10年、20年前の会長さんから、長い間そのクラブでやって来られた様々な行事、又、奉仕活動あろうかと思いますが、そういうのをやってれば一年過ごす事が出来るんでないかと、そうお考えの方もないわけでないんですが、やはりこの世の中は日進月歩、一歩一歩進んでおるわけでございます。ロータリーの哲学そのものは変わって居らないわけですが、奉仕の手法と申しますか、やり方というものは年々新しく改正されても居りますし、先程、インドにて行って、規定審議会、3年に一度あると、そう言うお話もされました。3年に一遍そこに集まって、ガバナーが色々今迄やってきた事の反省をしながら、改革していかなければならないと、そして、こういう事もやって良いのではないか、或は、新しい世の中に相応しいやり方を研究する会でございまして、丁度ロータリーが出来てから92年になるわけですが、ポール・ハリスが亡くなってから50年、亡くなる前にポール・ハリスも「ロータリーは常に改革しなければならない」と、言って居ります。「ロータリーの歴史も、それと共に改革前進しなければならない、ロータリーの歴史も書き変えられなければならない」と迄、言って居られたわけでございます。まもなく100年になろうとして居るところでございます。

世界の歴史であれ、日本の歴史であれ、ロータリーの歴史でありれ、100年そのまま同じ様な事をやっていては、意味も進歩もない、と斯様に思うわけでございますので、皆さん方の知恵と汗でロータリーの歴史を書き替えて戴ければ、と思います。

先程のお話にもありましたが、地区43クラブの内、42クラブの公式訪問を終える事が出来ました。後、今月の末に一番最後になりました能代白神ロータリークラブの公式訪問を終わりますと43全部終了という所でございます。公式訪問には各クラブの皆さん方に大変ご迷惑をお掛けしたり、あるいは又、色々な面で頂戴致したりしまして、私もそれなりに非常に楽しい公式訪問を終えらせて貰いました事を、感謝申し上げたいと思います。

公式訪問という事になりますが、前の日はクラブ協議会、そして次の例会日に食事後の30分に私の感想やら、気の付いた所を、皆さんにお話申し上げたりした訳でございますが、なにせ私も勉強不足で、ガバナーに成ろうなどとは、ゆめゆめ思っても居りませんで、あんまり勉強して居らなかったせいもありまして、何をお話申し上げたか記憶もない、という様な状態でございます。

どうか、当時、公式訪問に回りました時のお話とは違うわけは、ないと思いますが、若干新しいやり方、手法も、回っている間に気の付いた事も、お話させて貰いたいと思います。

長くなりましたが、この一時間の会長部会の20分から25分が私、後20分位ノミニー、そしてあと皆様方からご質問等、受けまして20分位と、そして60分を過ごしたいと思いますので、常日ごろ、ロータリーに疑問に思っておられる事、又、この様なやり方では如何なものかな、とお感じになられた事は、此の場でご発言、ご質問戴ければ、私の分かる範囲でお答えして、出来るだけ各皆さん方のクラブに有効に実現して戴ければと思って居るわけでございます。

皆さん御存じだと思いますが、この日本には34の地区がございます。34人のガバナーが居るわけでございます。さらに、ゾーンで分かれておるわけでございます。7月の1日には、ガバナー研究会が毎年一回、年度初めに開かれまして、パスト・ガバナーの方々が全部、今年も東京でございますが、集合され新しいガバナーとしての、ノミニーも勿論でございますが、勉強を受けて来るわけでございます。そして、ロータリーで変わっている所、あるいは先程ノミニーが申されました、RI会長の今年のテーマ、方針等も、その時に種々、説明、報告があるわけでございます。

34地区の34人、世界では、521の地区、同数のガバナーがおられるのでして、アナハイム、あるいは国際大会等に行きますと、賑やかな話、勉強が教えられるのでございます。しかし皆さん方も来年度は会長さんであり、やはりロータリーというものは楽しいものでなければならない、と、ただ勉強勉強で肩の凝る様なお話ばかりを聞いておっては、人間どなたでも同じ様に飽きが来ないとも限りません。やはりロータリーはそれなりに楽しんで奉仕をしょう、という団体でもございますので、今日も終わった後には、懇親会がありお互いに杯を酌み交わして、親睦を深める機会があると、こういうのがロータリーでございます。

どうか皆様方のクラブにおきましても、ただ奉仕だ、奉仕だ、と言ってるだけでなく、それなりにクラブの会員の皆様方とそれぞれのプログラムを築かれまして、楽しいロータリーの一年間であって欲しいものだと。そうなりますと又、会員増強であり、総てにその影響が来て新しい会員の方々にも入会して戴けるものでないかと、ロータリーは、一週間に一度、集まって食事をし、雑談し一時間で帰る、部外者から見ますとロータリーとはなにをしているのだろうかと、そんな疑問を持っておられる世間の方もないわけでもございません。皆さん方は一業種一会員として選ばれた名誉あるロータリアンでございますので、その中の一年間、トップを預かってリーダーシップを取られるのが皆さん方でございます。どうか総てそういう事を考えて、今迄やってない様な親睦のやり方、ムード作り、そういうものを、ひとつお考えになって、新しい手法のロータリー活動も如何なものかな、と御提言申し上げたいと思います。

それから昨年、公式訪問で様々新しい方針、会員増強につれまして、女性委員会を作って貰いたい、とお話して回りました。それから新世代委員会など新しい委員会を作って、地域に社会奉仕をして戴きたいと、社会奉仕も今迄やって来られたクラブの年度、年度の奉仕と同じものではなく、皆さん方の会長の年度には、いままでの事もさることながら、一つ変わった社会奉仕も計画されて如何なものかと思います。何年か後に、この事を思い出し、地域の方々に喜ばれたとか、非常に成果が上がった等、愉快な思い出となります。何か皆さんで独特な社会奉仕をお考えに成るのも、一つの方法でないかと思います。

先程もお話ありましたが、環境保全だとか植樹だとか川の清掃だとか、様々話出ましたが、やはり、それはそれなりに継続して然るべきものであると、しかしながらそればっかりでも、張り合いがない、やはり皆さん方が考えられまして、ユニークであり楽しい奉仕もあるのではないかと、そして汗を流して足で歩き、情熱を燃やして戴ければ、次年度のロータリークラブの意義も出てくると思います。この辺に致しまして、作左部ノミニーに代わりまして、又、後で時間がありましたら、それなりに私からお話申し上げたいと思います。

作左部リーダー:

会長さんというのは汽車でいえば機関車、機関車は力強く引っ張って行くものです。とにかく例会というものは、楽しい例会であって欲しいものです。どうすれば楽しくなるか、プログラムを考えて戴きたい。例会が楽しければ無理しても、自分のクラブの例会日を忘れる人はないと思います。何となく気にはしていても、どうせ出てもあまり面白くないしな、食事もあまりおいしくないしな、こういうのでは、やっぱり、うまくないですね。とにかく出れば楽しい、回りの人達と色々喋る、非常に楽しい、食べるものは以外とおいしいものが食べられるとか、非常に何となく心がスキットするとか、何かあるんですね。

楽しければ、出席率も自然と良くなりますし、会員増強の点に於いても、ロータリーとは、こういうものなんだよ、という事で、あちこち勧めて、あの人は、と思う様な人にアタックして入って貰う、入る順序は本当は違うんですけれども、そういう事も出来るわけですね。

特に先程、女性委員会のお話も出ましたけれども、私の友達が、先程黒澤ガバナーが申されました様に、34の地区に分かれて居りまして、自分の友達は常に皆同じ様に33人の友達が居る、そうすると、学校の1クラスよりすこし少なめのクラスで、私達は、昔、小学校に入った時、戦争中だったものですから、50人、60人の1クラス、今は40人以下のクラスが多いですね。そうすると全部がすぐ友達になるわけです。で、色々ガバナー会だとか、いろんな会があって、勉強会がしょっちゅうあります。アナハイムへ行くまで2度もありました。で、今度アナハイムへ行くと十何日間、一緒に暮らすわけです。帰ってきて、又何か、地区大会やなんかで勉強に行って会うと、何か、とっても仲の良い従兄弟と会った様な、気持ちになり、とてもいいんですね。

そういう様な仲間になるんです。話が脱線してしまいました。例えば、女性委員会の問題でした。その仲の良い従兄弟みたいなガバナー、同期のガバナーになる人達ですが、ニューリーダーシッププランだとか、女性委員会の話だとか、色々話をします。そうすると、「俺の眼の黒い内は、入れない」というのが、結構居ます。だけれども、それは、そのクラブの、例えば今日、此処に居らしてる会長さん、半分の方は恐らく女性の会員を入れて見たいと思っていらっしゃるでしょう。半分の方は、いや、絶対に入れない、と思っていらっしゃると思います。

それは、入れるとか、入れないとかという事は、又、それぞれクラブにお帰りになって、会員の方と猛烈に論争して戴ければ宜しいわけで、一生懸命頑張って、入れないぞー、と言った会長さんが、次の年にパスト会長になって、新しい会長さんが入れましょう、と言うと簡単に入るかも知れない、ロータリーの年度は、毎年代わるわけですから、そう言う点でも、私は、女性が入ると出席率が良く成ると考えて居ります。でもやはり本荘ロータリーでも、絶対入れないぞ、と言って居る方も結構居ます。なかなか難しいものです。

三浦さんと今野さん、何かご発言ありませんでしょうか。お二方ともございません様ですので、フロアーの方の会長さん方から、なんでも結構でございますので、普段考えていらっしゃる事、御発言戴けないでしょうか。

佐藤(稲川):

稲川ロータリークラブの佐藤でございます。私、勉強不足で分かりませんので、教えて戴きたい事がございます。

最近、歳が経つにつれまして、ロータリークラブでも、それぞれ忙しい方が増えてきて居ります。その様な中で出席率も非常に悪くなってきてます。その対策として、私共のクラブで、例会日の変更を今、協議している最中でございます。

そこで、規定を読んでみたのですが、例会日の変更は可能かどうか、変更が可能とすれば、どの様な手続きが必要か、又、公式訪問の日程も例会日に合わせて決定しておりますが、今年度、これから変更するとすれば、間に合うかどうか、をお尋ねいたします。

それから、もう一つ、名誉会員についてです。元ロータリーの会員で、市長に当選した際、名誉会員になったのですが、市長を辞職した場合、自動的に正会員に戻しても宜しいのでしょうか、もうひとつ、現職の市長を名誉会員にしたいと言う声があるのですが、現職市長を名誉会員にするのは、ロータリーの規約に照らして出来ないのではないか、以上の疑問点について、お教え下さい。

黒澤リーダー:

本当に立派な御質問だと思います。良く聞かれるのですが、例会日の変更、大いに結構だと思います。クラブ会員の皆さんの最大公約数で出席できる日を選んで然るべきだと思います。

ただ、土曜日、日曜日を除く、月曜日から金曜日までの間なら、変更できると思います。

変更手続きなのですが、年度の途中からの変更は難しいです。「ロータリーの友」に例会日、時間、場所など掲載してありますし、RIに届ける期間もございますので、半年前なり1年前の変更届けが必要です。私、角館ロータリークラブですが、角館も月曜日から水曜日に変更致しました。日曜の次の日の月曜では出席率が悪い、という事で数年前、変更しました。

次に名誉会員についてですが、ロータリアンであった方が、立候補なさって市長さん、町長さんに成った、此の方々がロータリーに加入して戴ければ、非常にロータリーのPRになる、あるいはすべてに貢献してして戴ける、地域の人々からもロータリークラブを別の眼で見て戴ける、名誉会員として残って戴きたいと存じます。この場合、会費の問題があるわけでございますが、会費は頂戴すべきだと思いますが、出席率は問いません。

作左部リーダー:

名誉会員の問題でございますが、「手続き要覧」の14ページに書いてあります。

「名誉会員の資格はロータリーの理想推進に著しい功績のあった人だけに限定し、それを濫用しないようにすべきである。名誉会員の地位はロータリー・クラブが与えうる最高の栄誉であり、従って特別な場合にのみ与えられるべきものである。もし名誉会員を安易に承認すると、ロータリーの会員選考の規定を完全に守ろうとする試みは徒労に終わろう。

クラブ会員候補者を推薦する特典を名誉会員がもつことは、国際ロータリー定款細則の規定の精神に反するものと考えられているので、その特典を名誉会員に与えることは許されない。そして各ロータリー・クラブは、会員候補者の推薦はクラブの瑕疵なき正会員、シニア・アクチブ会員またはパスト・サービス会員によってのみなしうるという規定を設けるように、その細則を改正するよう示唆されている。ロータリー財団奨学生を名誉会員にすることはとりわけのぞましくない。」

それから例会日の変更とという事でございますが、やはり黒澤ガバナーが仰った様に最大公約数という事で、本荘ロータリーも金曜日が例会日ですが週末でも有り、出席率が低下してきたのではないか、との反省から変更を試みた事がございます。

それから、公式訪問の日程変更でございますが、皆様のクラブの例会日に合わせた所が大半でございますが、その全体を見ますと、回る方の側も大変で、矢張り、職業奉仕をやりながらでないと回られませんので、これからガバナーになる人が、なりやすい様な前例を作るというわけではございませんが、わたしの個人的な事情もござ居まして、なるべく、火、水、木というふうにさせて戴きました。

どうしても、その曜日がご都合悪いと仰るクラブの方は、申し出て戴ければ、他のクラブとの日程もありますので、うまく行くか、どうか、分かりませんので、ご了承戴きたいとおもいます。

三富(鷹巣)次期北区分区代理:

次期北区分区代理を仰せつかりました、三富でございます。ノミニーにお願いがございます。「手続き要覧」についてでありますが、御存じの様に、三年に一回の改訂になって居ります。その中で、各クラブの標準定款・細則は、かなり改訂されているはずでございまして、各クラブでもテリトリーの問題、例会日の記載、これは全部義務づけられて居ります。

従いまして、各クラブの定款・細則の改訂の際、以前はガバナー事務所あるいは地区委員会から、定款・細則変更の為の記入用紙が参って居りました。確か、昨年から、相当変わって居りますので、よろしくお願い致します。

黒澤リーダー:

「手続き要覧」は、今、お話の様に三年に一遍、新しいのが出されます。これが、1995年、青い紺色の表紙の本が最新版です。皆さんが、何か疑問がお有りの時、「手続き要覧」を見て戴ければ、各項目毎に記載されて居りますので、一目瞭然と存じます。

どこのクラブでも、以前の定款・細則、そのままお使いになっている様でございますので、新しい会長さん方は、今一度、この機会にクラブ定款・細則を見直して戴きたいと思います。

他に、ございませんでしょうか。

加賀谷(秋田東):

秋田東ロータリークラブの加賀谷です。この度の地区協議会のプログラムの中に入って居ります「ガバナーノミニの御挨拶」の、最後の方に「行動とは手を当てる事、手には心があります。これがケアーであります。行動する為には、……」と、ありまして、以下、5項目を掲げられておりますが、これは、次年度のガバナーの方針という事で、理解して宜しいでしょうか。

もう一つ、不勉強でございますが、5番目の、ニューリーダーシップ・プランについても、ご説明戴けませんでしょうか。

作左部リーダー:

ペッツには、御出席なさいましたよね。その時、ニューリーダーシップについては、お話申し上げました。アナハイムの国際協議会から帰国しました直後でございましたので、未だ、NLSPを当地区で採用するか、否か、については、決まって居りませんでした。NLSPにつきましては、明日の講話の中でも、お話致します。「ロータリーの友」を御覧戴ければ、お分かりの様に、世界には、521の地区があり、120万のロータリアンが居られます。クラブ数も増えてきて居ます。

東京都の場合、地区は二つに分かれており、ひとつは87クラブ、もうひとつが77クラブございます。そのテリトリーは、ミクロネシアから沖縄にまで、及んでおります。これらの地区を半年くらいで公式訪問しなければならないのです。非常にお忙しい様でございます。そこで、1996年2月のRI理事会で、ガバナー補佐制度が提案されました。おとそ4クラブに一人の補佐を置いてガバナーを助けるという制度でございます。

RIの方針では、地区の分割はあまりやりたくない、地区分割をすると予算がかかる、という事らしいのです。地区を分割しないでクラブ数が増えますと、公式訪問の日程が、窮屈に成ります。そこで、クラブ協議会位迄は、補佐の方にやって戴くという制度でございます。

これも明日お話する予定でございますが、分区代理さんには、担当のクラブの非公式な訪問をお願い致したいと思っております。その結果をご報告戴きまして、ガバナーが公式訪問の際の予備知識と、させて戴きます。分区代理さんが訪問した際、クラブに改善すべき点がありました場合には、ガバナーの公式訪問までに処置を済まして戴きたいと思います。

補佐の場合は、クラブ協議会迄、一緒に出席致します。東京の地区では早速、この制度を採用するそうであります。しかしこの補佐制度につきましては、補佐の教育という事もありまして、パストガバナーに相談致しました処、まだ当2540地区では時期尚早、という事で今年度は採用致しません。その分、分区代理さんに当分やって戴いて、補佐制度、New Leadership Planに近づこう、という事でございます。

それから、地区の目標につきましては、5っ書いてございます。「Show Rotary Cares 、手には心」があります。この事は私の職業柄の発想でございまして、「手当てをする事」「手を当てる事」でございます。なんとなく、お分かりの事だと思います。そんな意味で書きました。

地区の目標という事で、こういうふうに5っ挙げたのでございます。明日の「講話」の 終わりの方にも出て参りますので、明日、ご説明致します。

大島(能代):

能代ロータリークラブの大島と申します。

委員会の件でございますが、3月23日のペッツのなかで、女性委員会、新世代委員会は、関連委員会に吸収しても構わない、という様な、黒澤ガバナーのお話でありましたが、ただ、この地区の委員会の中で青少年活動委員会がなくなってしまいました。そうすると、委員会構成を既に完了しているクラブは、青少年活動委員会を新世代委員会に直さなくては、いけないのでしょうか。お尋ねいたします。

黒澤リーダー:

簡単に言えば、直して戴きたいと思います。青少年活動委員会の、名前が変わったのと、範囲が広くなったと、解釈いただければ結構だと思います。

それから先程来、女性委員会という言葉が出ておりますが、年配の方々には、女性をクラブに入れる事に抵抗がある様な雰囲気が強うございました。しかし、これからは女性だとか、男性だとかという言葉がなくなるのではないかと思います。

先日の角館の地区大会にも、フィリッピンから女性ガバナーがお一人参加されておりました。昨年のアナハイムの国際協議会に参りました時には、10何人かの女性ガバナーも居りましたし、アメリカの女性ガバナーなど、堂々たる体格で、男性と同等に話をされて居りました。

早い遅いは別にしまして、いずれは、女性とか、男性とかいう言葉がない、いわゆるロータリアンという言葉で、表現されるのではないかと思います。現在は、家族会と言いますと、男性会員が奥さん同伴で参加致しますが、今後は、女性会員が旦那さんを連れて参加するかも知れません。この世の中は、男と女、電気でもプラスとマイナスあって、明るくなるんだと、ご認識戴ければ、女性会員を、入れないとかなんとかって言う事は、なくなるのではないかと思います。

  

越前(大館南):

大館南ロータリークラブの越前といいます。

只今、女性会員、女性委員会についてご説明戴きましたが、ペッツの時に、ガバナーから女性委員会は、女性の職業に対してのフォローをするのだと、お聞きしましたが、ここで話されている女性委員会というのは、女性会員による委員会を形成するという事でしょうか。女性会員の増強を含めた委員会と、理解して宜しいのでしょうか。それとも、職業奉仕のなかでの、いろいろな職業の中で女性の司っている職業、そういうものに対してロータリーの男性会員も全員で奉仕をするという意味で委員会を設けたのか、お聞きしたいと思います。

黒澤リーダー:

女性委員会と女性会員は、別個の問題でございます。女性会員が、居られようと、居られまいと、ロータリー、ロータリアンが、奉仕して来たのと同じ様に、女性の問題に、様々な面で、お役にたつ、お手伝いしょうと、そういう委員会が女性委員会でございます。クラブに女性会員が居られますと、尚、結構で、女性の事が色々わかります。例えば、女性の方々が、子育てとか、幼稚園、保育園、などのお母さんの会、PTAへ積極的に出て、保母さんが足りない、もう少し保母さんが多ければ、子や孫ももっと楽しい保育園生活が、出来るのに、などのお話を聞いた時に、ロータリアンがお手伝い出来ないか、を考える委員会です。

新世代委員会は、0歳から30歳までのインターアクト、ローターアクト、ボーイスカウトなど、様々の若い人達を対象にして、暖かい手を差し伸べる、これが、かっての、青少年活動委員会であり、新世代委員会に変わったのだと、同じものと解釈して戴ければ、宜しいと思います。

秋元(大館中央):

大館中央ロータリークラブの秋元と申します。先程から女性会員のお話が出ていますので、質問ではなく、ご報告という形でお話したいと思います。私共のクラブは、創立5年目でありますが、会員が足りなく、3人の女性に入会して戴きました。そういう関係で、地区女性委員会の委員長を出させて戴いております。

今迄、5年間やつてみまして、矢っ張、女性会員が居られて良かったと思います。先程、ガバナーが申されました様に、女性の立場からロータリーを考え発言して戴けること、家族例会の時、若いロータリアンのご家族の方でも、安心して子供さんを連れて出席できる事など大きいです。女性に入会して戴く時には、一人だと孤立してしまう傾向があり、最初は、矢張り複数の方が、一緒に入会して戴くのが宜しいかと思います。更なる入会希望者もございます。今年度は創立5周年の式典もあり、それまで、もうちょっと考えて見ようかと、皆で頑張っている処でございます。以上です。

作左部リーダー:

有り難うございました。女性だけのクラブもございます。2270地区浦和には、浦和ダイヤモンドロータリークラブがありまして、33,4人のクラブですが、女性が20名、男性が13名でした。とても和やかでした。その地区全体には、女性はもっと沢山いるわけですけれども、特に女性委員会という委員会は存在しないと。みんな、普通の、いわゆる男の会員と同じ様にそれぞれ割り当てられて仕事をやっていると……そういう分け方をしておりました。だけども、初めのうちの方は、良く聞きませんでしたが、やはり黒澤ガバナーの仰っている様に、女性委員会というものは、まず、最初のうちは存在していた方が、なんか、入りやすい様な感じが致します。各ロータリークラブに、2,3人ずつ入った場合には、その人達が全部女性委員会、という委員会を作らなくても、それぞれ、社会奉仕だの、クラブ奉仕だので、いいんじゃないかなというふうに考えて居ります。

時間が過ぎてしまいましたが、後、ないですか。明日もまたあの今度は、クラブ会長と幹事と入りまして、もっといろいろ複雑な問題がたくさん出て来ると思います。では、本日は、これで終わりにしたいと思います。間もなく懇親会が始まります。どうも、皆さん、ありがとうございました。

(鈴木継弥)

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