お父さん・お母さんへ
ー学校週5日制時代を迎えてー
〜学校週5日制にはどんなねらいがあるのでしょう〜
平成7年4月から、毎月の第2・4土曜日を休業日とする学校週5日制が実施されま した。そのねらいは、子どもたちに自由な時間を与え、遊びや自然と触れ合い、家族と の触れ合い、地域社会での様々な行事へ参加するなどを通して、子どもたちを心豊かに たくましく育てることにあります。
〜今、子どもに求められているのは何でしょうでしょう〜
子どもにとって、広い知識と優れた理解力を身につけさせることが最も大切であると 考え、それを学校などに求める保護者がおります。しかし、これからの社会を生き抜く 子どもたちには、自分から進んで何事にも立ち向かう意欲と自らの頭で考え判断し、行 動できる力が必要です。
〜家庭では、どんなことに心がければいいでしょう〜
家庭では、親と子が自由に対話できる団らんの場をつくり出し、そこから大人の世界 と子どもの世界のと違いや子どもの将来や生き方などについて考え、お互いの理解を深 めることが大切です。
また、家庭生活における様々な仕事の手伝いやスポーツ、自然との語らい、奉仕活動 、地域行動への参加などを通し、家族の一員としての協力の在り方や基本的な生活習慣 、社会性を身に付けさせていくことが大切です。
さらには、子どもの趣味や特技などを生かせる家庭での自由な生活の時間を確保して やり、自ら進んで求めたり、学んだりする力を育て、生涯学習の基礎を身に付けさせる ことが大事です。
〜どんなことに留意すれば、望ましい生活ができるでしょう〜
子どもの自由な発想や計画などを大事にし、親は聞き役や援助に回ることが大切です 。このことは、子どもの勝手な行動やわがままを認めるということではありません。家 庭の状況や子どもの体調などかんがえながら、親や子にとって無理のない生活に心掛け ることが大切です。